佐々木誉斗 TAKATO SASAKI Official Website                                        日本語  English

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装飾と造形の相互関連性 | The Interrelationship Between Decoration and Formation

 

 

 

 

私が使用する「装飾」と「造形」の二語には、一般的な意味よりも、より限定された独自の定義が存在している。人間の根源的な欲求の一つである「装飾」とは、「自己を認識する行動」であり、「世界と自己との関係性を構築する行為」、つまりアイデンティフィケーションとしての側面から発生している、と定義する。そして「造形」とは、「概念や意識などの無形物を可視化する」行為そのものと定義する。美術・工芸における「装飾」と「造形」の関連性を深く考察した結果、および自らの創作活動の体験から、私はこれらの行為のなかに、人間の本質的な意識や概念が秘められている点に特に注目している。

 

 

陶芸には多種多様な装飾が存在するが、それゆえに、装飾と造形の定義が作家によって曖昧であり、無自覚の内に、双方を区別あるいは混同する場合も多く見られてきた。歴史上、装飾が造形の一要素として存在してきたのは明白であるが、同時に、造形もまた装飾を形成する構成要素の一つとして、補完し合いながら成立してきた。双方の相互関連性には、精神性、象徴性、アイデンティティといった感覚が内包されている。イギリス留学を経た私はそのような性質に、自身の自意識や概念、視点を重ね、作品制作における理論を提唱し、実践することを志向しているのである。

 

 

 

 

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